尼崎市　浄土真宗本願寺派　白雲山　妙光寺

775年　/　宝亀6年　/　奈良時代

律宗・妙光律寺として建立

仁徳帝行宮の跡に、考謙天皇の勅命により奈良の唐招堤寺の末寺として妙光律寺が建立されました。これが妙光寺のはじまりです。

825年　/　天長2年　/　平安時代

真言宗・妙光院となる

弘法大師の頃に、律宗を改めて真言宗妙光院となり、奈良と播磨地方の寺々との中継地点となりました。七堂伽藍を備え摂津の国の代表寺院となり、その後約500年続きました。

1339年　/　暦応2年　/　室町時代

現在の浄土真宗・妙光寺になる

妙光院住職妙託法印は、本願寺3世覚如上人に帰依し真言宗から浄土真宗に改宗、浄土真宗本願寺末寺となり妙光院から現在の妙光寺と改めたと伝えられております。

1681年　/　天和元年　/　江戸時代

天和の火災に遭う

12月10日　類焼。

1693年　/　元禄6年　/　江戸時代

西町の大火に遭う

12月10日　「西町の大火」で類焼、敷地が再建後1/4に縮小したと伝えられております。

1945年　/　昭和20年　/　昭和時代

戦火を越えて移転・復興へ

6月1日　太平洋戦争の末期に米軍B-29が落とした焼夷弾により焼失致しました。かつて旧尼崎町の宮町字妙光寺町、尼崎市西元町北通2丁目（現在の開明町2丁目）にありましたが、この空襲で焼失後、難波本町8丁目（現在の西難波町3丁目）に移転、さらに現在地の西難波町2丁目に移転致しました。

1960年　/　昭和35年　/　昭和時代

復興建設・開始

1月　寺院形式建造物の必要に迫られ妙光寺復興建設開始。

1963年　/　昭和38年　/　昭和時代

復興建設・完成

春　第24世住職元隆の時に現在の西難波の地に本堂が復興されました。

時代	西暦	歴代住職名	史記
奈　　良	775 　/　宝亀 6年		律宗・妙光律寺建立
平　　安	825 　/　天長 2年		真言宗・妙光院開基
鎌　　倉	1262　/　弘長 2年		浄土真宗開山
室　　町	1339　/　暦応 2年	開基　妙託法印	妙光院から妙光寺と改め開基
	1340　/　暦応 3年	〃	8月15日寂　享年64歳
	1413　/　応永19年	第2世　妙觀	3月20日寂　享年63歳
	1438　/　永享10年	第3世　妙祐	7月5日寂　享年45歳
	1443　/　嘉吉 3年	第4世　妙達	5月27日寂　享年78歳
	1480　/　文明12年	第5世　妙海	9月27日寂　享年57歳
	1531　/　享禄 3年	第6世　妙道	3月12日寂　享年87歳　（大永の中興者）
安土桃山	1580　/　天正 7年	第7世　裕源	8月10日寂　享年74歳
安土桃山	1601　/　慶長 6年	第8世　淨心	東本願寺派に属する
江　　戸	1628　/　寛永 3年	〃	2月5日寂　享年91歳
	1654　/　承応 2年	第9世　道清	10月1日寂　享年45歳
	1681　/　天和元年	第10世　淨圓	「天和の火災」により類焼
	1692　/　元禄 4年	〃	5月4日寂　享年58歳
	1693　/　元禄 6年	第11世　元生	「西町の大火」により類焼
	1695　/　元禄 9年	〃	妙光寺再建完成
	1735　/　享保20年	〃	西本願寺派に属する
	〃	〃	10月14日寂　享年81歳
	1740　/　元文 5年	第12世　圓隨	7月29日寂　享年57歳
	1747　/　延享 4年	第13世　圓應	6月23日寂　享年23歳
	1789　/　寛政元年	第14世　圓亮	12月15日寂　享年83歳
	1796　/　寛政 7年	第15世　圓諦	4月20日寂　享年40歳
	1798　/　寛政 9年	第16世　圓乗	10月30日寂　享年52歳
	1800　/　寛政12年	第17世　圓敬	12月　退寺
	1827　/　文政10年	第18世　圓寧	医術を治める
	〃	〃	8月20日寂　享年63歳
	1838　/　天保 8年	第19世　圓秀	「排仏棄釈」により廃寺の危機に陥る
	〃	〃	1月　退寺
明　　治	1872　/　明治 5年	第20世　旭應	5月12日寂　享年74歳　（明治の中興者）
明　　治	1904　/　明治37年	第21世　旭雲	10月9日寂　享年79歳
大　　正	1923　/　大正12年	第22世　旭秀	9月25日寂　享年73歳
昭　　和	1945　/　昭和20年	第23世　元秀	「太平洋戦争」により焼失
	1955　/　昭和30年	〃	5月18日寂　享年76歳
	1960　/　昭和35年	第24世　元隆	妙光寺復興建設開始
	1963　/　昭和38年	〃	妙光寺再建完成
	1980　/　昭和55年	〃	12月18日寂　享年74歳
平　　成	2009　/　平成21年	第25世　元裕	5月15日寂　享年63歳
平　　成	現在	第26世　元崇