7月2日

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今日7月2日は4年前に還浄致しました前住職の誕生日です。健在であれば68歳、まだまだ元気にご活躍の方も多い年齢です。

仏法では老少不定と申しますが、改めて「朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり」と云う蓮如上人のお言葉を深く味わわせていただくことです。

先日、法顕の「ただ骨のみぞ標とするのみ」と云うお言葉を聞かせていただきました。中国から当時、お釈迦様の経典を求めて道なき砂漠をインドに旅した法顕は、自分の先を歩み、行き倒れ、骨となって砂に埋もれた先人たちが道標となってインドに辿り着き、中国に経典を持ち帰った人です。

先人の骨が道標となる。思えばこの4年間、前住職である父が還浄したからこそいただいた様々な縁の催しがありました。何とも有り難いことです。合掌