梯實圓和上の揮毫

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これまで妙光寺ではしておらなかった慣習ではありますが、今月よりご出講いただいた先生方にご記帳をお願いすることに致しました。

今月の常例法座のご講師でありました梯實圓和上に始めのご記帳をいただくとともに、【澍法雨】との題字を揮毫していただきました。『仏説無量寿経』巻上序分にある法の雨をそそぐとの意のご法語です。

いただいた題字とともに、法の雨をそそぐような法座や自身の生き方を心掛けなさいとの和上の願いをいただいたのだと有り難く思っております。合掌

常例法座(平成25年7月)

今年は近畿地方でも平年より10日以上も早く梅雨明けが発表され、その後、まさに茹だるような暑さが続いております。毎年梅雨明けの時節は夏の暑さに身体がまだ慣れておらず、熱中症になる方が多いと伺ったことがあります。くれぐれも気を付けたいものです。

今月の常例法座には大阪市廣臺寺より、本願寺派勧学であり、行信教校名誉校長も勤められている梯實圓師をお迎え致します。思えば当山に梯和上とのご縁をいただいてから半世紀余、何とも有り難い仏縁でございます。

16日(火)午後2時よりお勤めの後、ご法話をいただきます。

どなた様もお誘い合わせの上お聴聞くださいませ。合掌

7月2日

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今日7月2日は4年前に還浄致しました前住職の誕生日です。健在であれば68歳、まだまだ元気にご活躍の方も多い年齢です。

仏法では老少不定と申しますが、改めて「朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり」と云う蓮如上人のお言葉を深く味わわせていただくことです。

先日、法顕の「ただ骨のみぞ標とするのみ」と云うお言葉を聞かせていただきました。中国から当時、お釈迦様の経典を求めて道なき砂漠をインドに旅した法顕は、自分の先を歩み、行き倒れ、骨となって砂に埋もれた先人たちが道標となってインドに辿り着き、中国に経典を持ち帰った人です。

先人の骨が道標となる。思えばこの4年間、前住職である父が還浄したからこそいただいた様々な縁の催しがありました。何とも有り難いことです。合掌